安房直子 略歴


1943年に東京都で生まれる。
小中学校時代は各地を転々とする生活を送る。
1958年日本女子大付属高校に入学、
1961年同高校卒業。
そのまま日本女子大へ進学する。

山室静の指導を受けながら、
1962年「目白児童文学」が創刊されると
創刊号に「月夜のオルガン」を掲載。
これが実質的な第1作目とされる。
1965年同大学卒業。
1966年自身も発起人となり同人誌「海賊」を創刊。
以後精力的に作品を発表していく。

1970年「さんしょっ子」で
第3回日本文学者協会新人賞を受賞。
1971年以後は単行本が次々に出版される。
他、数多くの雑誌に作品を発表していく。
その後の受賞作を以下にあげる。

1973年「風と木の歌」で第22回小学館文学賞。
1982年「遠い野ばらの村」で第20回野間児童文芸賞。
1985年「風のローラースケート」で
第3回新美南吉児童文学賞。

1991年「花豆の煮えるまで」でひろすけ童話賞を受賞。
この作品を皮切りに「小夜の物語」を連作形式で
書き始めるが、1993年肺炎のために死去。