物語 きいろいマント


こうさぎが、人間の子供たちがマントを着ているのを見て
「自分もマントがほしい」とかあさんうさぎにせがんだ。
それを聞いてかあさんうさぎは古いミシンを取り出した。
そして古い黄色い毛布を取り出してミシンをかけはじめた。
そのミシンはとても古くて重たいのでものすごい音と振動を出した。
そのためにうさぎの家の下に住んでいるもぐらのおばさん、屋根裏に住んでいるねずみの娘、
屋根の上に住んでいるはとのおじさんが次々に苦情をいいにくる。
しかし、素敵なマントが出来るを知ると自分のマントを作ってくれるように頼み、
テーブルにつかまってそれを待つことにした。
そして夜になってお月様がでるころ、4着の素敵なマントができあがった。
もぐら、ねずみ、はとはそれぞれマントを着て家へ帰ると、
その暖かさとミシンの騒音がなくなった静けさを味わうのだった。