物語 サンタクロースの星


サンタクロースは煙突のない家に入るためにどんな鍵も開ける事の出来る青い流れ星を持っていた。
それは、あるクリスマス前の冬にトナカイが空を行く流れ星を見つけたのを追いかけたところ、
白クマの耳に落ちてしまった物だった。
サンタクロースは白クマの耳からその流れ星を取り出そうとしたが、
そのとき流れ星は白クマの夢の扉の鍵を開けてしまったのだ。
サンタはそれで流れ星の効能を知り、以来毎年クリスマスの時期に
白クマからその流れ星を借りているのだった。