いすつくりの夫婦に生まれた子供は生まれつきのめくらだった。 それを悲しんだ両親はせめて空の色を教えたいと思う。 そこへ現れた風の子が本当の空から空色の絵の具をとってくれる。 それから、バラの赤や海の歌からめくらの女の子は目に見えない世界の美しい景色を覚えていく。 そして、それから何年もたった後、人間としていす作りに弟子入りしに 戻ってきた風の子とめくらの少女は結ばれる。