物語 火影の夢


港町にあるこっとう屋に若い船員が持ち込んだのは小さなストーブだった。
海藻と砂を混ぜた燃料をくべると、青い服を着た少女が現われるのだ。
初めはいぶかしんでいたこっとう屋は、その珍しさにそのストーブを担保に
お金を船員に貸した。
そのストーブを何度もたいているうちに昔出ていった奥さんの事を思い出す。
そしてあらゆる思い出がその少女と重なってくるうちにこっとう屋は
ストーブの中の町に紛れ込んでしまい、その中で出会った船員を殴り倒してしまう。
それにおののいたこっとう屋は翌日港の方へ出向き、
ストーブが映し出した世界への入口を見つけとうとう、青い服の少女と出会う。