物語 ライラック通りの帽子屋


好きな帽子しかつくらない帽子屋はいつも貧乏で、
お金についておかみさんには文句をいわれ、娘達との会話もない。
そのとき、牧場から逃げる羊からトルコ帽の作成を頼まれ、30個の帽子を作る。
そしておまけに作った自分用の帽子をかぶると、
昔のライラック通り(いなくなった羊の国)に行く事ができ、好きな帽子を自由に作り始める。
帽子屋がいなくなっておかみさんは初めて帽子屋への愛情を思い出す。
そして残された帽子をかぶって帽子屋の世界へ行くが、
すんでのところで帽子を脱いで戻ってきてしまう。
その後二人の娘も帽子をかぶって帽子屋を元の世界へ戻そうとするが失敗する。
すっかり、帽子屋のことをあきらめていたおかみさんだったが、そこへ好きな帽子を作っても
かぶってくれる人がいないことに悲しくなった帽子屋が帰ってくる。